会計事務所に就職するために必要なこと【5つある】
会計事務所に就職したいと思っているけれど、どんなことが必要なのかな。
と思われている方へ。
どのようなスキルや資格が必要なのか書いていこうと思います。
- 1.会計事務所で働くために必要な資格は?
- 2.会計事務所に採用されるためには実務経験がいる?
- 3.会計事務所で使用されているソフトウェアの知識は?
- 4.コミュニケーションスキルは必要?
- 5.会計事務所で求められる責任感とは
- まとめ
この記事を書いている私は、税理士事務所勤務12年。
未経験からこの世界に飛び込みました。
私が今まで経験してきたことをふまえて書いていきます。
1.会計事務所で働くために必要な資格は?
会計事務所で働くために必要な会計に関する学位や資格は、以下のようなものがあります。
①CPA資格
CPA(Certified Public Accountant)米国全土で認められている会計士資格で、実務経験と試験に合格することで取得できます。
②税理士資格
税理士資格は日本国内での国家資格で、主に税理士試験に合格することで取得できます。
会計学の学位
③会計に関する学位を取得することで、会計に関する知識を学ぶことができます。大学院や大学で、会計学を専攻することができます。
④ACCA資格
ACCA(Association of Chartered Certified Accountants)は、国際的に認められている会計士資格で、実務経験と試験に合格することで取得できます。
このような学位や資格を取得することで、会計に関する知識とスキルを身につけることができます。また、取得した学位や資格は、会計事務所での就職やキャリアアップにとても有効です。
ただ、アルバイトやパートで働く場合は、ここまでの知識は必要ないです。
日商簿記2級やそれ程度の知識があると、十分なことが多いです。
実際私も独学で日商簿記2級に合格し、この世界に入りました。
独学に便利な講座については、以下の記事を読んでみてください(^^♪
2.会計事務所に採用されるためには実務経験がいる?
会計事務所で働くための実務経験については、具体的な年数はありません。
とにかく、できるだけ多くの経験を積むことが望ましいです。
まずは独学ででも学んだことをを実践に活かすために、会計に関するスキルを磨くことです。
インターンシップやアルバイトなどで、会計事務所で働くための経験を積むことができます。
ただし、会計事務所で働くためには、実務経験だけでなく学位や資格も必要となりますので、その点も考慮しながら経験を積んでいくことが重要です。
もしくは、会計ソフトなどを使って、自分で実践経験を積むこともできるでしょう。
会計ソフトを使って、まずは自分の資産状況や、家計簿をつけてみるのがいいですね。
3.会計事務所で使用されているソフトウェアの知識は?
会計事務所で使用されているソフトウェアを使うためには、キーボードを扱えたり、基本的なパソコンの操作で大丈夫です。
さらに、Excelの知識があればなおいいです。
Excelは、どんな会社でもよく使われますが、会計事務所でももちろん使用されています。
財務諸表の作成やデータ分析などに使用されます。
Excelの知識として必要なものを挙げてみます。
- セルの書式設定
- データの入力
- 基本的な数式の使用
- データのソートや絞り込み
- グラフの作成
- シートのコピーや移動
- シート間のデータのやり取り
このような基本的なエクセル操作ができると大丈夫です。
ただし、会計事務所で使用されるソフトは会計専用ソフトがあるので、それに特化した知識も必要になります。
会計事務所によっては、社内トレーニングや研修を提供しているので、それに参加することで知識を深めることもできます。
4.コミュニケーションスキルは必要?
会計事務所では、顧客とのやり取りが多いです。
そのため、以下のようなコミュニケーションスキルが求められます。
①明確な伝え方
顧客に対して、正確な情報を簡潔かつ明確に伝えることが重要です。
税務の難しい語句を簡単な言葉に置き換えて話せるとよいです。
②リスニングスキル
顧客のニーズや疑問を理解し、適切に対応するために、聞き取りスキルが必要です。
③相手に対する理解力
顧客の経済状況や背景を理解し、相手の視点に立ってコミュニケーションをすることが重要です。
④問題解決能力
顧客からの質問や不明点を適切に解決するために、問題解決能力が必要です。
⑤ビジネスマナー
ビジネスにおいては、マナーや態度も重要です。顧客とのやり取りでは、プロフェッショナルな態度を心がけることが必要です。
これらのスキルを持っていることで、顧客に対して正確かつ迅速な対応ができ、信頼関係を築くことができます。
5.会計事務所で求められる責任感とは
会計事務所では、重要な情報を扱うため、高い責任感が求められます。
①正確な情報を提供すること
会計事務所では、顧客の財務情報を正確に記録・分析することが求められます。
そのため、正確な情報を提供することが重要です。
②確実な処理をすること
会計事務所では、税金の申告や財務諸表の作成など、時間に厳しいタスクをこなすことが求められます。
③コミュニケーションをとること
会計事務所では、顧客とのやり取りが多いため、明確なコミュニケーションをとることが求められます。
そのため、顧客に対して正確な情報を提供し、疑問や不明点を解決することが大切です。
④コンプライアンスを遵守すること
会計事務所では、法令や規則に従って運営することが求められます。
そのため、法令や規則に従って運営する責任感が必要です。
繰り返しになりますが、会計事務所では正確な情報の提供、確実な処理、明確なコミュニケーション、法令や規則の遵守などが求められます。高い責任感をもって業務をこなし、顧客に対して信頼性の高いサービスを提供することが大切です。
まとめ
会計事務所に就職するために必要な5つのこととは、
簿記2級の知識、実務経験、Excelの知識、コミュニケーションスキル、責任感
だということをお話ししました。
これから会計事務所に就職したい人の参考になれば嬉しいです。